総合学習支援
五十公野小学校、イバラトミヨの里へ

 平成22年7月16日(金)、五十公野小学校4年の総合学習を久保集落・清水川のイバラトミヨ水路で行いました。

 昨日は、四国・中国地方ではゲリラ豪雨の影響でたくさんの家屋被害、土砂災害によりたくさんの被害が出ている最中、新発田市においては時折雨は降るものの大きな災害もなく安堵しています。さて、そんな中での今にも雨が降りそうな曇天の中での総合学習です。 五十公野小学校から久保の清水川は直線で1q弱位置(歩くと1.5q位)にありますが、児童たちは前回学習した、絶滅危惧種に会えることを楽しみに勇んできました。

 最初に藤田理事から事前に捕獲していたイバラトミヨやコウイムシなどついて話がなされた後、清水川の水質をCODと透視度により全員で確認し、今度は、本格的にイバラトミヨなどの捕獲です。藤田さんから「今日は、みんなの力を合わせて10種類以上の生き物を捕まえること」の目標をみんなで確認しました。

 児童たちは、一目散に水路に飛び込みイバラトミヨを目指し網入れです。一心不乱に網を入れ何分もしないうちに「藤田先生、このサカナこれ何?」と勇んで飛んできました。
「イバラトミヨの赤ちゃんだよ。」児童たちは「やった〜、つかまえたよ」と誇らしげに歓喜をあげていました。それからというものは、次々に子どもたちがイバラトミヨを見つけうことができ、帰るまでには、ほとんど全員が自分でつかまえることができた程たくさんのイバラトミヨがいました。

 子どもたちからの感想では「絶滅危惧種がこんなにたくさんいるなんて本当にビックリした。本当に絶滅危惧種なのかな?」意見がありましたが、若月理事長からは地元の人たちがこの水路を残すために努力して維持管理している経緯などが話されました。
 このたびの五十公野小学校は、学校としては初めてのイバラトミヨの保全活動でしたが、こんな近い場所でたくさんの生き物たちが生息している空間が有ることに誇りと感じていただけたらとうれしいと感じています。